数年前に友達の結婚披露宴に出席した時の事。



小さな宴会場に呼ばれたゲストは、

新郎新婦の親戚が中心で、友達は１０名とちょっと。



私は新郎新婦ともに友達だった為、

新郎の幼なじみ以外はみんな知ってる顔だった。



新郎の会社での後輩には、変わった人が多い。

私がキャラ的に気に入るくらいだから、その変わりようは半端ではない。

（褒め言葉です。えぇ。）







そういや昔、新郎新婦とその後輩達で旅行に行った時、

（軽井沢のロッジに、酒を飲みに行っただけのような旅行(笑)）

たまたま私の誕生日とその旅行が重なってて、

私には内緒の、サプライズ誕生パーティーをやってくれた事があった。



後輩達の、マイペースな言動や行動は最高に面白かった。

彼らがくれた誕生日プレゼントが

『マイケル・ジョーダン』のフィギュアだったところで、

私の愉快度はＭＡＸに到達。



今でも大切に飾ってますよ、えぇ。

こんな物、絶対自分では買いませんからね(笑)。





で。そんな後輩に、披露宴お約束の、

テーブルにマイクが回ってきてスピーチするという出番が回ってきた。

え～。Ｍさん、Ｒさん、ご結婚おめでとうございます。

僕はＭさんの後輩のＫと申します。

Ｍさんはとても男らしいと思います。

何故そう思ったのか、ある日の出来事をお話ししたいと思います。

うむ。なんだかありきたりではないスピーチのようだな。

Ｍさんとキャバクラに行った時の事です。

そこは時間制のお店でした。



そんなに長居をするつもりは僕達にはなかったので、

Ｍさんは店員に「時間がきたら教えて」とお願いしていました。

お酒を飲むと時間が分からなくなるので、そうお願いしたのです。

この席でキャバの話しかよ。。。

Ｍさんの親戚は、日本のはずれにあるド田舎から来ている人ばかりだ。

不穏な空気が宴会場を一気に包んだが、

後輩のＫさんは話を止めようとはしない。

ところが、店員は僕達に時間を教えてくれませんでした。

ホロ酔い気分で心地よく、「もう帰ろうか」とお会計を頼むと、

そこには破格の請求がありました。



「時間を教えてって頼んだじゃないか」

「約束も守れないでこの金額はないだろ」



Ｍさんは店員をぶん殴りました。





そんな男らしいＭさん。
Ｒさんとお幸せに

一気に凍りついた会場。

後輩のＫさんは、『あれ？スベった？』風な表情。

新婦の親戚は気を遣って、新郎の席にお酌に回る始末。









ありきたりなスピーチにうんざりしてるアナタ。

Ｋさんをご参考に。（しねーよ）