7/8(木)

本当は、この旅で体験ダイビングをする予定だった。

私は一応、ダイバーだ。

（↑とは言え、ここ数年は２年に１回くらいしか潜っていない。）

ダンナと一緒に海の中を楽しみたかったのだが、

相変わらず、ダンナの日焼けは回復の兆しを見せない。

そんな皮膚で、ウェットスーツを着るなんざ、もってのほかだ。





そんな時は、冷たい水に浸かるのが一番だという、

私の無謀な計画に、ダンナ乗っかる。





日焼け止めを「これでもか！」というくらい塗りたくり、

のんびり海水浴。

酒が入ってない時は元気のなかったダンナも、

酒要らずでご機嫌だ。





海水で日焼けした肌を冷やす為に、

浮き輪に捕まりながら泳ぐダンナを、

砂浜で一服しながら眺める私。

海も空もキレイで、なんだかとってもいい感じだ。



一服終えて、スキンダイビング（シュノーケリング）道具を装着し、

私はダンナの元へ泳ぐ。



冷たいねー。楽しいねー。あははー。

なんて具合に、新婚旅行気分を満喫していたのだが、

手をつないだ途端、ダンナが大声を発した。





「ゆ！指輪がない！！」





泳いでいるうちに、ダンナは結婚指輪を海中に落としてしまったらしい。

ありえない。





私は別に構わなかったんだけど、妙に落ち込むダンナ。

すげぇ重たい空気が２人を包む。







海水浴って気分ではなくなり、いったん宿へ引き下がる。

　◇





空気が重いまんまもなんだし、

何もしていなくても、腹は減るもんで、

持ってきたガイドブックを参考に、

歩いていけるレストランへ行く事にした。





で、そこのレストランのオーナー、ノリ良すぎ。



「今夜、釣り行く？堤防でサバ釣れるよ？」

「わー。行きたーい！」

「よし。じゃ、連れてってあげるよ。」

「やったー。サバ初めてー。」

「じゃ、ついでに蛍と光るキノコと夜景も見せてあげるよ。」





オーナーと話す前に、

本当は明日(金)か明後日(土)には帰ろうとダンナと話してたんだけど、

オーナーが色々お世話してくれるって話になり、

金・土をオーナー所有の宿みたいな所に泊めてもらう事にし、

帰るのは日曜日にした。





旅は即決。これ基本。







夕方、２人でまたまた堤防で釣りをする。



子供のメアジを数釣り。

あー。やっぱり釣りって楽しい。





夜はオーナーについていき、蛍と光るキノコを堪能後、

神湊港でサバと星空と夜光虫(笑)と戯れる。



サバの引きは想像以上のもので、

大満足の釣りだった。