忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


私と言う人間は、腰の低い、気のいい兄ちゃんが好きである。

私と言う人間は、居酒屋で酔っ払ってご機嫌になると、
ノリのいい店員さんに絡む癖がある。
そりゃもう、男女問わず。

 ◇

私は浦和レッズのホーム試合は殆ど観戦している。
試合後の高揚した心のままで、
仲間と行く店は、店員さんの愛想がいい居酒屋。
店員さんの愛想がいいか悪いかで、
酒の楽しみが倍増か激減か、かなり左右されるからである。


とある試合の後。
初めて入った店で、いかにもまずそうなサワーを頼んだ時の事である。


みんなで笑うネタとしてそのサワーを注文し、口をつけてみたら、
これがもう、笑うためには理想のまずさだった。

「まずい」という言葉を使わずに、
まずいという表情を作り、みんなで回し飲みをしていたら、
その店の店長とおぼしき青年が心配顔ですっ飛んできた。



「あ・・・あの。これ、ダメなんでしょうか?」



きっと彼は、このサワーの考案者だったのだろう。
流石に私は気が引け、
「独創的と言うか個性的というか・・・。
 あ!いや!この彼が飲みたいって言うから私は彼に渡したんですよ!」

苦し紛れな言い訳をする事に(汗)。




このやりとりを境に、私達は店長とおぼしき青年の虜に。
青年が通りかかる度、注文の度、私たちはちょっかいを出し始めた。

「ねーねーねー。なんて名前なんですかあ?」←この時点で大酔っ払い

「○○です。」笑顔で名字を告げる青年。

「ちーがーうー。下の名前だよー。」声を揃える酔っ払い集団。

「よ○○です。」とは青年。

「よーっし!よーちゃんだなっ!」声を揃える酔っ払い集団。

「でさあ、今度デートしようぜーーーー!」とは私。

「だーめだよ!この人は断れない立場なんだから!(爆)」とは友達。

 ◇

この店に初めて行った時から、すっかり私は彼を気に入ってしまった。
店に行く度、「デートしようぜー。」を言うのがお約束になってしまった。


勿論、店に入った瞬間は腰が低いのよ。

「いつもいつも迷惑かけてすいばせん。
 そのうちまた絡むと思うんで、相手したって下さい。」

ええ。店に入った瞬間くらいはシラフですから(笑)。




次第に酔っ払ってくると、いつものデート攻撃開始。

「レッズが優勝したらデートしよっ!」(優勝なんて何年後だか)

「優勝しなくてもデートしましょう♪」対応に慣れて来たよーちゃん。

「きゃー。まじでー。」狂喜乱舞する私。



店に行く度に冗談半分に迫っていたはずが、
なんだか最近、本当にデートがしたくなってしまった。




まさに自己暗示にかかった女(謎)。
PR

COMMENTS
COMMENT FORM
TITLE

NAME

EMAIL

HOME
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字PASS
COMMENT
TRACKBACKS
TRACKBACK URL
 
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

↓メニュークリックでサイドバー開閉
コメント
トラックバック
BlogPeople
リンク
ブログ内検索
RSS
プロフィール
HN:
年齢:
33歳・S48の遅生まれ
性別:
女性
職業:
派遣兼業主婦
趣味:
酒/煙草/浦和レッズ観戦
メール
*は必須項目です

Powered by SHINOBI.JP
OTHERS
Designed by TABLE ENOCH
Powered by [PR]