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1ヶ月くらい前だったかなぁ?いつだったか忘れたけど、

以前ぷち片思いしていた男友達んちに泊まった。

(つっても、2人きりではなく、もう1人女の子がいたんだけど。)





「これ着れば?」



カレはパジャマ代わりになる服を、部屋のベンチにポンと投げた。

私用に投げたのは、デサントのグレーのジャージの上下だった。

このジャージ・・・・・・。



数年前の、あの夜を思い出してしまった。





 ◇





数年前のあの日は、当時よく一緒に飲んでいた飲み友達と一緒に飲んだ日だった。

その中に、カレもいたわけで。



当時1人暮らしだった私は、酔ってしまって帰るのが面倒臭くなっちゃって、

カレんちに泊めてもらう事にした。



カレんちに泊めてもらうのは、あの日が初めてではなかった。

カレは簡単に襲うような人ではない事は、それまでの経験で分かっていたから、

あの日も1人で、軽いキモチで泊まったのだけど。





まだ肌寒い春先。

座卓越しに、遠ざけて敷いた2組の布団。



別々の布団にくるまってみたものの、肌寒さは半端ではなくて。

私は酔った勢いで、「いいな」と思っていたカレを、誘ってみた。





「○○~(←カレの名前)。寒いよぉーぅ。」





○○はすぐに、私の布団の中に入ってきた。

ジャージ越しに伝わる、○○の温もりが心地良くて、

マジで寒かった私は、名前を呼びながらカレに抱きついた。





私の額にキスをする○○。

なんだかこそばゆくて、「ふふふ」と笑ってそれを受け止める私。

そんな事をしばらく続けているうちに、

○○の唇は、私の額からだんだんと下に下りてきて、私の唇を捉えた。





「あっ・・・」





さすがにそれはマズイと思った。

私は○○の事を「いいな」と思ってはいたけれど、

私達は付き合ってもいないし、数年間友達をやってきたわけで。



なんて、そんな事を思いながらも、

オトコがいなくて乾ききっていた私の体は、理性をふっ飛ばしやがって(笑)。





ダメ、でも欲しい(ナニを?(爆))を繰り返しながら、

とうとう、服を脱がされて・・・つーか、演技して脱がさせて(笑)。





 ◇





多分、久しぶりにあのジャージを着た私を見て、

(体重は10キロ以上増えているにしろ(汗))

カレも少しは思い出したに違いない。



私の勘違いではない事は、流れる空気で読み取れたから。
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