先日一度きり書いた「本当にあった怖い話し」





この手の話題が好きな人が多いようなので、

（アクセス解析で、この検索ワードにひっかかる人多数）

今日書くのは怖い話って程じゃないけど、また書いてみようかと。

 
　◇





高校の時からの友達Ａ子。

Ａ子は部活の１つ下の後輩で、今では普通に友達だ。







彼女が「見える」ようになったのは、小学２年生頃かららしい。



夏はやはり、霊が見える率が高いようで、夏休みの部活中は、彼女はしょっちゅう怖がってた。

怖がりなのに、見えてしまうという、結構気の毒な体質の持ち主だ。





「あ。兵隊さんがいる。わー。（走ってるテニス部に）ぶつかっちゃうよ！」

「プールにセーラー服の女の子がいるんだけど・・・」

「やだ！窓から２人覗いてる！！」





そういう事は日常茶飯事で。

私の鼻血と共に、彼女の霊体質は周知の事だった。







そんな彼女が、変な夢を見たという。





板前風な人ともう１人が、一生懸命自己紹介をしていたという夢を。



「僕はＵ校（←私たちの出身校）出身なんですが、

　在学中に戦争に行かされました。うんぬんかんぬん」



大した夢じゃなかったんだけど、その夢が頭から離れなかったらしい。





その夢を見た夕方。

部活を終え帰宅しようとしていた彼女を、夢に出てきた２人が、校門で待ち構えていたそうだ。



恐怖を感じた彼女は、足早に駅まで急いだ。

必死に歩いていたら、２人を振り切れたらしいが、

それからというもの、２人が毎夜夢に出てくるようになったとか。

そして、下校時には校門で待っていて・・・。





ある晩。彼女は金縛りにあった。

そして、足元には例の２人。

その２人は必死に彼女を引っ張ろうとする。

彼女は、もがこうとしても動けず、引っ張られるままだったのだが、

何故か２人と彼女の間に、女の人が現れたという。

女の人は泣きながら、２人を制止しようと必死だったそうだ。





いつの間に眠ってしまった彼女。

晩にあった出来事を、朝目覚めてから、彼女と同じく霊体質の母親に話したところ、





「制止してくれたのは、きっとあんたの守護霊様だよ。」





彼女の母親はそう言ったそうだ。





「守護霊様がいなかったら、あんたは連れて行かれていたんだろうね。」





とも。







それから２人は、

夢に出てくる事も、校門で待ってる事もなくなった。





◇





本当にあったあなたの知らない世界。

信じるのも信じないのも、あなたの自由。