私は、付き合いの深い浅い関係なく、

愛情をもって、またはネタとして(笑)、

友人・知人の事を誰かに話す事がある。





たとえば、ある女の子の話ですが。



まぁ、女の子と言っても私と３つしか年が違わないので、

現在はれっきとした女性なんだけど。



未成年の頃、家庭に恵まれなかった為に生きる事に意味を見出せず、

睡眠薬を多量に摂取して死のうと思ったが、

結局その睡眠薬が致死量に達せず、翌朝頭をガンガンさせながらも、

「あー。よく寝たな～」と起きた事を昔話として笑いながら話す彼女。





中学の時にシンナーのやりすぎで、かなりラリってた時期を語る彼女。

「昔はさ、技術っていう授業、女子も受けたじゃん？

　で、技術の時間の時にさー、教室の椅子の脚をノコギリで切ってたら

　先公にぶっとばされたんだけど・・・。

　そりゃーぶっとばされるよなー(爆)」





「かつあげされてさ～。アッタマきたからかつあげ仕返したー」





「こないだチャリ漕いでたらタクシーにすげぇ幅寄せされてさ～。

　あぶねぇじゃん？こっち、転ぶっつーの。

　で、ムカついたからチャリ漕ぎながらブーツの踵で車体蹴っといた」





　◇





自分より腕力のある女に出会った事がないという彼女。

見た目は、ＨＩＴＯＭＩがかなり男前になったような感じなんだけど、

料理が凄い上手で、とてもとても思いやりのある女の子。

そういや、彼氏とケンカしたとかいって、

目を真っ赤にして泣いてた時もあったっけ。





私は親友にでさえ話した事がないような事でも、

彼女になら何でも話せた。

何でも受け止めてくれるような気がしたからだ。

そして実際、何でも受け止めてくれた。

真剣に、真摯に話を聞いてくれた。





なんでこんな事書いてるのかってぇと、

こないだ、ふと思ったからなんだ。



私が彼女の事を、愛情をもって誰かに語るように、

私の事を語ってくれる人がいるのか？って事を。





　◇





万人受けなんかしなくてもいい。

ピンポイントで私に合う人に、愛されるならば。