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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「友達にも言えない過去」
いや、言う必要もないだけであって、大した内容じゃないんだけど。 私は、小学校高学年の頃、イジメにあってた。 肥満児で、背が低く、遠視&乱視がひどい為、分厚いレンズの眼鏡をかけてて。 見た目だけで、男の子達は引いていった。 「チビデブス」なんてあだ名がついたり。 (↑チビ デブ ブス) 性格は「内弁慶」 慣れた友達には、面白い事も言えたんだけど、 なにしろ人見知りが激しく、挨拶するのすら勇気が必要な有様。 イジメの原因が分かってても、 その頃の私には、どうする事も出来なくて。 イジメられてる事が、とてもカッコ悪い事のように思えて、 仲のいい友達が、かばってくれたりしてる最中も、居心地悪いようにさえ感じた。 親にも、口が裂けても言えなかった。 イジメと言っても、暴力を振るわれたわけではなかったのが救い。 ただただ、罵声を浴びせられ、陰口を言われる毎日。 私の防災頭巾(←座布団のような物)を、ばい菌扱いして、 男の子達が、投げまわす程度。 5年生の夏休みは、学校に行かなくて済む安堵感からか、 原因不明の、ひどい下痢に襲われた。 そんな毎日を送ってたある日。 調理実習で、サラダを作る事になった。 各個人が、家から材料を持ってきて、それを調理室で盛り付けるという、簡単な実習。 私の担当は、ゆで玉子だった。 朝、母にゆで玉子を用意してもらい、ポリ袋に2つ入れ、調理室に持参した。 すると、ある男の子が小さな声で話してるのが聞こえた。 「ゆで玉子食うと、菌がうつるぞ。」 私は、人前で泣いた事がなかった。 幼い頃、家で泣いたりすると、 父親が「泣くなー!!」と怒鳴り込んできてた為、涙の止め方を知っていたから。 だけど、「菌がうつるぞ」が聞こえた時、 うるっとしてしまった。 ≪せっかく、お母さんが用意してくれたのに!!≫ 母が、私の為に、仕事に行く前にわざわざ用意してくれた玉子。 そんな事言う奴に対して、悔しくて。 言われても、何も言えない自分も悔しくて。 先生の目があって、一応、ゆで玉子はキレイに盛り付けられた。 先生が「さぁ、頂きましょう」と、食べる合図をしても、 何人かの男の子は、凄く気分悪そうに、皿を眺めてた。 すると、クラスの中心的な男の子が、私がいつもの様子とは違う事に気づき、 サラダを食べ始め、誰に向かって言うわけでもなく、こう言った。 「ゆで玉子が一番おいしいよ!!」 しぶしぶ食べ始めた男の子達に向かって、 「なぁ、おいしいだろ?」 もう、下手な子役バリのセリフ口調で、何度も何度も、言い続けた。 クラスの中心的な男の子=いやがらせしてる中心人物。 でも、その時見せた彼の優しさに、 こわばってた心が、解けていったのを覚えてる。 ◇ クラス替え、進学、就職、転職。 環境が変わる度に、≪もう、あんなイヤな思いはしたくない≫ とばかりに、努力を重ねてきた。 そして、社会人になってからは、 「あたし、人見知りが激しくて~」と言っても、 誰にもとりあってもらえない位になった。(笑) んで、数日前。 飲み仲間と化した、チャット仲間7人と、飲みに行った時の事。 その中の1人は、1年半前に会ったっきり、 今回が2度目の再会の、32歳位の女性。 チャット上では、みんなに不快感を与えるほど、 暴言・暴走をかますのに、実際会ってみると、挨拶も出来ない彼女。 私は、彼女がちょっと苦手だ。 昔の自分を見てるような気分になるから。 それでも、自分から話さなかった彼女が、 勘定間際に、席が離れてた私に、話しかけてきたのだ。 「葵ちゃん、キレイになったね。」 「いい恋をしてる証拠だね。」と。 (フラれた事は、言ってない。(笑)) 自分が少しでも変われるきっかけは、たとえ、他人から与えられたものでも、 結局は、自分の努力次第。 努力すれば、何でも叶うものでもないけど、 叶えられた人は、必ず努力してる。 少し、彼女に勇気をもらった気分になった。 PR COMMENTS COMMENT FORM
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