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昔、本気で好きだったオトコ(ひーくん)と別れた日だった。 もう、3年も経ってしまったのに、未だに忘れずにいるんだよね。 ◇ 嫌いになったから、ひーくんと別れたわけではなかった。 お互い、関係に疲れ果てていて、 どちらからともなく、さよならのタイミングを待っていた。 そしてあの日。 ちょっとしたケンカをして、私が「もう、やだ・・・。」と言ったのをきっかけに、 ひーくんが、別れを切り出した。 ≪やっと、今日で終わるんだ。≫ いつかはこうなるって事、分かってた。 分かってたっていうより、決まってたようなもんだ。 だから、引き止めない・・・。 今日を逃したら、あたしは歯止めがきかないくらい、 おかしくなってしまう事くらい分かってた。 (既に、おかしかったのかもしれないが。) 玄関で、十数秒唇を重ねた後、(←おぉ。) ひーくんは、ドアを開け、凄い勢いで走り去っていった。 追いかけたい気持ちを押し殺して、彼が走り去る足音に耳を澄ませ、 体を震わせながら、座りこんでた。 なんとか、立ち上がった私。 何をするともなく、部屋を歩き回ってた。 彼の歯ブラシ置き場に、歯ブラシがない事を、 「なんでないの?なんで?なんで?」 わめいて、泣き叫んで、暴れて。 捨てたプリクラを、ゴミ箱から必死に漁っては捨て を繰り返し、 大好きな酒も飲めずに、ウィスキー白角の瓶を抱えたまま、 また、床に座り込んだ。 ◇ まだ、鮮明に覚えてるあの日の事。 泣きじゃくる私を、優しくなだめたあの人の顔。 彼がドアから出て行く後姿。 最後に聞いた足音。 今、ひーくんではない男と別れたばかりの私が結構冷静でいられるのは、 あの頃に出来た免疫からきてる物だと思う。 楽になる術を得た訳だけど、あそこまでのめり込めた私を、 少し、羨ましく思ったり。 PR COMMENTS COMMENT FORM
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