ご存知のとおり、うちのダンナは借金王。



結婚前にこさえた消費者金融系や、

お世話になった方からの借金に加え、

住民税の未納金。

そしてつい最近には、国民健保料の多額の未納金が発覚。

それだけでもいっぱいいっぱいだ。


いっぱいいっぱいだけど、

「まぁ、そんくらいなら考えられる許容範囲でしょう」で済ませてやれる。





ところがだよところがだよ





さっきバイトから帰ってきて、暗がりの中ポストを探ったら、

ダンナ宛の、ハガキが来てた。

なんていうの？アレ。

ハガキをめくると中味を確認出来る奴。

まぁ、それが来てたわけよ。

『親展』と書かれたそれが。





私さぁ、だてに貧乏会社の経理事務をやってたわけじゃないのよね。

ハガキを見ただけで、

それが再請求のお知らせだって事くらい、一発で分かるのよ。



「・・・これは、どっからだ」



嫌な予感が確信に変わったのは、

家の中に入って、電気をつけた時。







冷静にをダンナに送ろうと思ったが、

急にした方が奴に言い訳を考える隙を与えないだろうと踏み、即





案の定、何の言い訳もしないで黙りこくりやがったよ。







早く帰って来い。

ただじゃ済まさねぇ。